企業

株式会社Funfair 取締役

白澤 繁樹氏

事例:Samurai Ramen UMAMI

ムスリムの方をはじめ、ベジタリアンやヴィーガンの方々にも美味しく食べていただけるラーメン「Samurai Ramen UMAMI」を販売しています。お客様から多数のお喜びの声をいただいています。

My trigger

ラーメンをもっと自由に。

食の世界には不自由な現実もあることに気づいたら、もう止まりません。世界で日本食のアイコンとなっているラーメンをもっと自由にできたらワクワクするはず。

プロフィール

Samurai Ramen UMAMIを展開している株式会社Funfair取締役の白澤と申します。ラーメンのレシピ開発、商品開発、ブランド開発を担当しています。Samurai Ramen UMAMIは結果としてムスリムの方々に受け入れられましたが、そもそもはベジタリアンやヴィーガンが食べられる美味しいラーメンをつくりたかったというところから始まっています。

抱えていた課題

2014年当時、普通に美味しい!と、ヴィーガンの友人に勧めることができるラーメンが存在していませんでした。日本食のアイコンであるラーメンを食べることができない方がいるとその時はじめて気づきました。食の禁忌を調べる中でハラールの存在も知りました。自分たち日本人がどれだけ狭い感覚で生きているのかを痛感しました。

Before:フードダイバーシティ対応する前

美味しいと思えなければ、正しく日本の食文化を伝道することはできないと考えています。まずは、禁忌に対応したレシピの開発が課題でした。サンプリングの中で日本人の我々の「美味しい」と海外の方の「美味しい」にズレがあることも初めて知りました。専門家が居たわけではないので、禁忌対応を手探りでやっていました。

フードダイバーシティ対応の流れ

After:フードダイバーシティ対応した後

当初はベジタリアン・ヴィーガンの方向けの商品として開発しましたが、ハラールメディアジャパン(現フードダイバーシティ社)さんにSNSで見つけてもらい、そこからムスリムの方々に知ってもらいました。「はじめてラーメンを食べた!おいしい!」と多くのムスリムの方に言って頂いたことが励みになりました。また、その後香港のEXPOに出展し五葷やMSGのことを学びました。自分自身の学びにあわせて製品のアップデートを行なっています。現在の最新バージョンはオリエンタルべジタリアン向けの五葷フリー版です。

ウィズ/アフターコロナとその先を見据えて

大きく価値観が変わる時代の中で、普遍的な味わいとして世界中の人々を笑顔にできれば、当プロダクトのミッション達成だと思います。渡航が制限される中、インバウンドだけでなく、日本在住者の日常に深く寄り添っていきたいと思います。

フードダイバーシティ対応のご相談

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