企業

有限会社山本屋 専務取締役

青木 裕典氏

事例:味噌煮込みうどん店大久手山本屋

新しいお客さまが増え、スタッフのモチベーションも上がりました。これからもお客様の声をお聞きしながら、伝統を進化させていきたいと思っています。

My trigger

大正14年創業の味噌煮込うどんの専門店だからこそ、老舗の味をみんなに食べてもらいたい!

私は5代目なのですが、学生時代や前職の商社時代に世界を巡り、世界中の人たちにお世話になりました。帰国後そうした友人たちが名古屋に来たときに、『なごやめし』を楽しんでもらえないことに気づきました。そうした状況を変えたいと思ったことが、フードダイバーシティ対応を始めた理由です。

プロフィール

当店は1925(大正14年)創業で、名古屋名物の味噌煮込みうどんが看板料理です。
フードダイバーシティ対応したことで新しいお客様が増えました。

抱えていた課題

2018年当時、ハラール対応したいがハラール認証を取ることが壁になっていました。

解決方法

情報開示メソッドで、食べられるのかどうかはお客様に決めていただくことにしました。

Before:フードダイバーシティ対応する前

ハラールもベジタリアンも、どう対応すればいいのか、誰に聞いていいのかわからないという状態でした。いろんな人に聞いても「こうあるべき」といった話はたくさんされましたが、一般の飲食店として実現不可能なことばかりでした。認証を取るにも費用はかかりますし、取ったところでお客さんが来てくれるかはわからない。どこから始めたらいいんだろうと途方に暮れていました。

フードダイバーシティ対応の流れ

After:フードダイバーシティ対応した後

正直申し上げて、どうして他のお店はやらないんだろうと思います。ハラールかどうか、ベジかどうかはお客さんに決めてもらう。お店は情報開示するだけです。名古屋はビジネス客も多いので、海外客との会食にも使っていただけるようになりました。団体旅行客も増えましたので、全体で売上は対応前よりも10%以上増えました。旅行会社から「認証を取得していますか?」という問い合わせもありましたが、しっかりと情報開示内容をお伝えすることでご納得いただけますので、認証があるかどうかでお店を決めているわけではないことも分かりました。

ウィズ/アフターコロナとその先を見据えて

ハラールで手応えを感じましたので、ベジタリアン、オリエンタルベジタリアン(五葷フリー)、ヴィーガンへと対応の幅を広げました。すると、台湾の方や欧米豪の方にもご来店いただくようになりました。新しいお客さまが増え、スタッフのモチベーションも上がりました。これからもお客様の声をお聞きしながら、伝統を進化させていきたいと思っています。

フードダイバーシティ対応のご相談

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