プロフィール
当店は1925(大正14年)創業で、名古屋名物の味噌煮込みうどんが看板料理です。
フードダイバーシティ対応したことで新しいお客様が増えました。
抱えていた課題
2018年当時、ハラール対応したいがハラール認証を取ることが壁になっていました。
解決方法
情報開示メソッドで、食べられるのかどうかはお客様に決めていただくことにしました。
Before:フードダイバーシティ対応する前
ハラールもベジタリアンも、どう対応すればいいのか、誰に聞いていいのかわからないという状態でした。いろんな人に聞いても「こうあるべき」といった話はたくさんされましたが、一般の飲食店として実現不可能なことばかりでした。認証を取るにも費用はかかりますし、取ったところでお客さんが来てくれるかはわからない。どこから始めたらいいんだろうと途方に暮れていました。
フードダイバーシティ対応の流れ
After:フードダイバーシティ対応した後
正直申し上げて、どうして他のお店はやらないんだろうと思います。ハラールかどうか、ベジかどうかはお客さんに決めてもらう。お店は情報開示するだけです。名古屋はビジネス客も多いので、海外客との会食にも使っていただけるようになりました。団体旅行客も増えましたので、全体で売上は対応前よりも10%以上増えました。旅行会社から「認証を取得していますか?」という問い合わせもありましたが、しっかりと情報開示内容をお伝えすることでご納得いただけますので、認証があるかどうかでお店を決めているわけではないことも分かりました。
ウィズ/アフターコロナとその先を見据えて
ハラールで手応えを感じましたので、ベジタリアン、オリエンタルベジタリアン(五葷フリー)、ヴィーガンへと対応の幅を広げました。すると、台湾の方や欧米豪の方にもご来店いただくようになりました。新しいお客さまが増え、スタッフのモチベーションも上がりました。これからもお客様の声をお聞きしながら、伝統を進化させていきたいと思っています。